ヒト試験(臨床試験)を依頼する際、実施する際の情報になります。一通り経験するまでは(依頼も含めて)、1つ1つの言葉や概念が難解な情報に感じるかもしれません。参加する被験者の方々の人権に配慮して、効果を上手く検出することが基本になっており、すべてが理に適っていることがご理解頂けることと思います。
臨床試験の費用は、受託費用のページをご参照下さい。
ヒト試験を始める前に
ヒト試験を着手する前に知っておくべきことや、完了しておくべき手続きになります。
ヘルシンキ宣言
被験者の方々の人権に配慮するための指針になります。
倫理委員会
臨床試験実施には、ヘルシンキ宣言に則った研究計画であるかを審査する必要があります
SPIRIT2013
研究計画に重要なチェックリストで、機能性表示を目指す際には重要です。
UMIN登録
機能性表示食品を目指すためには必要な登録になります。
ヒト試験の実施に際して
正確なデータを出すために、様々な工夫があります。
プラセボ
有効成分が入っていなくても効くと思い込めば効果が出てしまい、それをプラセボ効果といいます。
盲検法
プラセボと本物が分からないようにすることで、プラセボ効果の出ない実験を実施する方法です。
ランダム化
どの被験者さんに、プラセボと本物のどちらを渡すかについても、作為がないように実施する必要があります。
クロスオーバー試験
摂取して数十分、数時間で変化のある研究(例:食後血糖、リラクゼーション効果など)については、この方法を使います。
ヒト試験の実施後
血液検査や計測(肌質測定や体重、体脂肪、血圧など)、質問紙などにより、食品や化粧品などの試用した前後の状態を評価します。その後、研究成果が世に出るまでのプロセスを紹介しています。
統計解析
科学的に効果があるかどうかを判断するには統計解析が必要で、その基本的な考え方を解説しています。
研究論文
研究論文を業務としてご依頼頂く際に、ご留意頂きたいことを列挙しました。
CONSORT声明
機能性表示食品の届出をする際の論文執筆に関して、CONSORT声明を意識して執筆することが求められています。