口腔内評価プロトコール

お口の中の健康を評価して機能性表示食品の開発を目的とする研究方法になります。歯科衛生士さんが評価を実施して、歯の周りの炎症や出血などを確認します。機能性表示に受理されている研究の実績より、Gigival Index(歯肉炎指標)とBOP(Bleeding of Probing:プロービング時の出血)をお勧めしています。

概要

試験概要
サプリメントを4週間試用した際の影響をプラセボと比較する。

被験物
試験食品およびプラセボ

被験者
健常成人約30名(プラセボ約15名、試験食品約15名)

スケジュール例

1ヶ月目:手続き(入金確認)、調査準備

2ヶ月目:UMIN登録、被験者募集、事前測定、被験物のお渡し

3ヶ月目:中間測定

4ヶ月目:事後測定

5ヶ月目:速報

6ヶ月目:報告書提出

評価方法

歯科衛生士による評価(GI・BOP)
質問紙

GI(Gingival Index:歯肉炎指標)

GIは、歯肉炎の広がりと炎症の強さを評価し、発赤や出血などをスコア化したものである。歯を4面(頬・唇側面、舌・口蓋側面、近心面、遠心面)に分けて点数を付ける。

検査部位は標準化されており、以下の6本の歯について検査を実施する。

評価の基準は以下の通りである。6本それぞれについて4側面の平均値を算出して、6本の平均値を算出する。つまり、0~3の数値となる。

BOP(Bleeding of Probing:プロービング時の出血)

プローブという探針を使って歯周ポケットを検査した際に出血するかどうかを確認する。検査した歯の総数に対する出血した歯の割合を百分率(パーセント表示)で数値化をする。

BOPは歯周病のその時点での活動状況を示し、BOPが顕著な場合には、歯周病は活動的で進行傾向にあると考えられる。目安としてはBOPが10%未満であれば特に問題がないと判断される。

参考資料:https://dentalyouth.blog/archives/7032

解析方法

t検定および分散分析による統計解析

※統計解析の詳細は『科学的に効果があるとは?』をご参照下さい