SPFウォータープルーフ試験の概要

SPF(紫外線防止効果)の表示に「ウォータープルーフ」の表示をするためにヒト試験が必要です。SPF試験の概要についてはSPF測定マニュアルをご参照ください。

ウォータープルーフ測定試験の流れ

日本化粧品工業連合会のページにある図が大変分かりやすく書かれています。塗布をして紫外線照射をする前に水浴をするという条件になっています。20分の水浴だけでも「ウォータープルーフ」「UV耐水性」などの表示が可能ですが、以下の通り、水浴の回数が多くなると耐水性に星マークを付けることも可能です。

以下のサイトより引用
https://www.jcia.org/user/common/download/business/guideline/taisui/taisui-keepinmind-20211015.pdf

ウォータープルーフ試験の実験条件:ISO18886準拠

ISOには「水が常に循環していること」と書かれています。つまり、測定部位をそっと水に漬けておくなどはISOに沿っていない試験方法になります。細かくは以下のように条件が決められています。

  • 背中を壁などに接触させずに座位で水浴をする
  • 塗布した部位をタオルで拭かずに15分以上乾燥させる
  • 水滴が見えなくなってから1時間以内に測定を実施
  • 2回以上水浴をする際には5~20分の休憩を設ける:上記と同様にタオルで拭かない

水質の条件は、さらに細かくISO16217に規定されています。

  • 水温は28~32℃:一般的な室内温水プールの温度
  • 水流が0.02~0.05m/s(毎分1.2~3メートル)であること:人が入っていない際に測定可能
  • 電気伝導率が500mS以上であること:不足する場合は食塩を追加
  • pHを6.5~7.5にすること:基準に満たない場合はクエン酸もしくは重曹を追加

つまり、プールや風呂に浸かることなどは認められず、専用のジャグジーなどが必要になります。