タンパク質(中級バイオ対策)

最も分子量の小さいアミノ酸はグリシン(Gly)?

最も分子量の小さいアミノ酸はグリシンです。分子量の差で身体に及ぼす影響としては、吸収速度の違いとなっています。

分子量が小さいほど吸収は速くなります。アミノ酸はタンパク質よりも分子量が小さく、吸収速度が速いため、空腹時に摂取することでその吸収速度を生かすことができます。しかし、食後にアミノ酸を摂取してしまうと、他の食べ物の消化や分解の影響で、アミノ酸の吸収スピードが阻害されてしまうのです。更に、アミノ酸は運動のエネルギーとして消費されることもあり、効率よくタンパクを合成させるためにも、運動後に補給すると効率よくタンパク合成が行われます。

(解答)〇

塩基性アミノ酸はリシン(Lys)・アルギニン(Arg)・フェニルアラニン(Phe)の3種類を指す?

側鎖にアミノ基(-NH2)を持つことが特徴です。
更に。細胞中で正の電荷を帯びやすいのも、特徴の一つです。

(解答)✖ ヒスチジン(His)
塩基性アミノ酸はリシン・アルギニン・ヒスチジンの三種類を指します。

【参考資料】
塩基性アミノ酸  Bio-Science~生化学・分子生物学・栄養学などの『わかりやすい』まとめサイト
https://lifescience-study.com/1-structure-and-properties-of-amino-acids/

酸性アミノ酸はアスパラギン(Asn)とグルタミン(Gln)である?

酸性アミノ酸は側鎖中にカルボキシ基(-COOH)を含み、細胞中で負の電荷を帯びやすくなっています。
名前に『-酸』とついているため、覚えやすいかと思います。

(解答)アスパラギン酸とグルタミン酸
酸性アミノ酸はアスパラギン酸とグルタミン酸です。

人の必須アミノ酸はイソロイシン(Ile)・ロイシン(Leu)・リジン(Lsy)・メチオニン(Met)・フェニルアラニン(Phe)・セリン(Ser)・トリプトファン(Trp)・バリン(Val)の8種類である?

そもそも必須アミノ酸とは体の中で生成することができなアミノ酸です。所謂、体外から摂取しなくてはいけないアミノ酸です。
必須アミノ酸はトリプトファン、ロイシン、リジン、バリン、スレオニン、フェニルアラニン、メチオニン、イソロイシン 、ヒスチジンの九種類です。
私の覚えたゴロを紹介します。『フロバイスヒトリジメ』です。
フ → フェニルアラニン
ロ → ロイシン
バ → バリン
イ → イソロイシン
ス → スレオニン
ヒ → ヒスチジン
ト → トリプトファン
リジ → リジン
メ → メチオニン
これで少しでも楽に覚えていただけたらと思います!

(解答)✖ トレオニン(Thr)