タンパク質(中級バイオ対策)

水に溶けやすいタンパク質はケラチンである?

アルブミンは水に溶け熱によって固まる性質のあるたんぱく質となっています。
アルブミンの種類として、血清に含まれる血清アルブミンや卵の卵白に含まれる卵アルブミンが存在します。
更にアルブミンは血管の中の水分濃度を保つ(浸透圧)ことで、血液の流れをスムーズにする働きと、血液中のいろいろな物質や栄養と結合してそれらを運搬する働きなどがあります。よって、製材などにも使われます。

(解答)✖ アルブミン
水に溶けやすいたんぱく質はアルブミンです。

【参考資料】
minacolor アルブミンの働きとアルブミン製剤について解説 https://minacolor.com/brands/359/articles/4697/

ゲル濾過では、分子量の小さいタンパク質ほど早く溶出される?

ゲル濾過は、カラムに多孔性ゲルをつめ、分子篩 (ふるい) 効果によって含まれている成分を分離する手法です。
これらの実験はたんぱく質やDNAの相互作用の証明などで用いられます。
特徴としては、分子量の大きいものほど早く溶出することがあります。つめられた担体の間をすり抜けて分子は溶出されるなか、担体には小さな孔が開いているため、小さい分子はその孔に入り込み寄り道するため、大きい分子より遅く溶出されます。

(解答)✖ 大きい・ゲルのインナースペースから排除されやすいため
ゲル濾過では、分子量の大きいタンパク質ほど早く溶出されます。

【参考資料】
ゲル濾過クロマトグラフィー原理Ultrabem by doctor https://ultrabem.com/experiments/chromatography/gel_filtration

たんぱく質の基本構造についてラーメンに例えながら説明されているとても興味深い動画を拝見し、とても面白く、皆さんの学習の息抜き兼知識になるのではないかと思い、こちらに張らせていただきます。是非ご覧ください。