植物の生化学(光合成・植物ホルモン等)

オーキシンは一般的に葉や茎の成長を促進させる植物ホルモンである?

植物は細胞壁といった分厚い壁によって形成の維持などが保たれています。しかし、外部から水分を摂取する際に障害となってしまいます。そこで、この細胞壁を柔らかくし、水分を摂取しやすくする植物ホルモンがオーキシンです。よって間接的に、植物を成長させるホルモンとも呼ばれています。

(解答)〇

サイトカイニンは休眠や成長抑制、気孔の閉鎖などを誘導する植物ホルモンである?

サイトカイニンは主に側芽の成長を促進します。植物の茎には頂芽と側芽が存在します。頂芽の成長が一般的な植物の成長となっています。所謂側芽の成長を促進させるということは、頂芽の成長の抑制になるということです。
アブシシン酸とは、植物が乾燥や低温などといった過酷な状況に追い込まれた際に分泌される植物ホルモンです。このホルモンは種子休眠といった、種子から発芽させないなどといった役割を担っています。

(解答)✖ サイトカイニン→アブシジン酸

【参考資料】
側芽 イラスト https://www.bing.com/images/search

エチレンは花芽形成を誘導する植物ホルモンである?

エチレンとは植物の茎全体を太く成長させる植物ホルモンです。風を受けるなどして植物が揺れることで、エチレンが分泌され、茎の成長が促進されます。一方、茎の成長を抑制する植物ホルモンは、ジベレリンブラシノステロイドです。よって、エチレンによって茎が太くなり、ジベレリン、ブラシノステロイドによって、茎の伸長に繋がります。

(解答)✖ エチレン→フロリゲン

最後に、個人的に非常に面白く興味深い動画を見つけたため、こちらに張らせていただきたく思います。
植物ホルモンに関して、とてもわかりやすく、面白く解説されています。是非ご覧ください。