細胞小器官の役割

リボソームはタンパク質分子への糖鎖の付加反応に関与している?

『ゴルジ装置は、細胞分裂の際に染色体を移動させる?』の解説同様、ゴルジ体では、小胞体から送られてきたたんぱく質や脂質に糖を付加するなどの修飾が行われます。さらに、これらの物質を小胞に包んで送り出し、細胞内外への物質輸送を調節しています。分泌細胞に多く含まれています。

(解答)✖ ゴルジ装置
ゴルジ装置はたんぱく質分子への糖鎖の付加反応に関与しています。

真核細胞と原核細胞の両方に存在するのはリボソームと細胞膜である?

真核生物と原核生物の両方に存在するのは染色体、細胞骨格、リボソームです。
真核生物のみに存在するものは、核、ミトコンドリア、ゴルジ体、中心体、小胞体、リソソーム、液胞です。
更に、真核生物の中でも植物細胞にしか存在しないものは、葉緑体、細胞壁です。

(解答)〇

細胞核の主成分はリン脂質とタンパク質である?

細胞核の主成分はDNA(デオキシリボ核酸)とタンパク質です。DNAは細胞の複製やタンパク質の設計図としての役割を担っています。細胞核に含まれるタンパク質はヒストンと呼ばれるタンパク質が多く、長いDNA鎖を糸巻きのように折り畳む役割などを担っています。

(解答)✖ DNA(デオキシリボ核酸)
細胞核の主成分はDNAとタンパク質です。

ミトコンドリアは固有の代謝反応が行われており、エネルギーとしてcAMPを獲得する?

ミトコンドリアでは、呼吸といった代謝反応が行われています。
酸素を用いて有機物を無機物にまで分解し、ATPを合成する反応を指します。
解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の三段階を経て計38ATP生成します。

sa

(解答)✖ ATP
ミトコンドリアは呼吸といった固有の代謝反応が行われており、エネルギーとしてATPを獲得します。

参考資料
・ATPの産生 stnv基礎医学研究室 清水 隆文 
http://www.stnv.net/med/atp.htm