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メタボリック症候群とは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、血圧高値、尿たんぱく異常のうちのいずれか2つ以上をあわせもった状態?
【メタボリックシンドローム】
メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満を共通要因とした、高血糖、脂質代謝異常、高血圧を呈する病態である。それぞれが軽度であっても重複することで、虚血性心疾患や脳血管疾患などの発症リスクが高まると考えられており、運動習慣の徹底や食生活改善で内臓脂肪を減少させることで、これらの発症リスクを低減させることが大切である。
【メタボリックシンドローム診断基準】
内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積に加え、下記の2つ以上の項目に該当する場合。
※“項目に該当する”とは下記の基準を満たしている場合、かつ・又は“服薬”があるとする場合とする。
参考(日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本肥満学会、日本循環器学会、日本腎臓学会、日本血栓止血学会、日本内科学会、2005年4月)
答え ×
メタボリック症候群とは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、血圧高値、血清脂質異常のうちのいずれか2つ以上をあわせもった状態をいう。
肥満の原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを下回るため?
(図1)
(図1)引用URL:
答え ×
肥満の原因は、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ることにある。
からだは飢餓状態を感じると、栄養素を摂取したらすぐ筋肉として蓄えようとする?
【飢餓に備えて脂肪を溜め込む!白色脂肪細胞】
人間は食事で動植物に蓄積されたエネルギーを摂取し、栄養源にしている。エネルギー源は主に糖質(炭水化物)と脂肪からがほとんどであり、小腸で吸収された糖質の一部は血糖となり、脳や赤血球にエネルギーを供給している。 また、肝臓と骨格筋に取り込まれた糖質は、グリコーゲンとして貯蔵されるが、余った糖質は脂肪細胞や肝臓で中性脂肪に変換され、体内に蓄積される。
骨格筋に貯蔵されたグリコーゲンは、自らの組織のためだけに使われるのに対し、肝臓や脂肪組織に貯蔵されたグリコーゲンや脂肪は、全身のエネルギー源として利用される。このように、蓄えられた脂肪を必要なときにエネルギーへと変える中性脂肪は、白色脂肪細胞と呼ばれている。 白色脂肪細胞は無限に大きくなることはなく、キャパシティがいっぱいになると新たな脂肪細胞を作り出す仕組みになっている。
肝臓や筋肉でのグリコーゲンはキャパシティが小さい上、半日ほどしか貯蔵できないのに対し、脂肪細胞や肝臓での中性脂肪は多く溜め込むことができる。
脂肪細胞が増殖することができるひとつの理由として、飢餓状態になった時のために、エネルギー源である脂肪を溜め込む節約遺伝子の存在がある。キャパシティに制限があると、生き延びることができないため、逃さず全て脂肪にする。これが生物の最大の特徴なのである。
ところが、現在は飽食の時代ともいわれており、上記のようなメカニズムによる肥満なども問題となっている。
参考URL:
答え ×
からだは飢餓状態を感じると、栄養素を摂取したらすぐ脂肪として蓄えようとする。
肥満の解消には、食事の回数を減らすなどの食事制限が効果的?
【肥満の予防・治療における栄養教育】
- 肥満の程度に応じて摂取エネルギーを決める
- 糖質、脂質、たんぱく質をバランスよく摂取する
- ビタミン、ミネラル、食物繊維は不足させない
- 塩分の多い食品は控える
- 早食い、どか食いをやめ、ゆっくり咀嚼して食べる
- 間食をやめて1日3回の食事をきちんととる
- 夜食をやめて、朝食は欠食しない
- 1か月に1~3㎏程度の減量を目安に、長期的な減量計画をたてる
答え ×
肥満の解消には、食事の回数を減らすなどの食事制限は効果的ではない。