三大栄養素とは? 食生活アドバイザーの問題で簡単に解説

タンパク質・ビタミン・ミネラルの3つを三大栄養素という?

私たちに必要な栄養素のうち、量の多い糖質・脂質・たんぱく質は三大栄養素と呼ばれてます。

糖質は炭水化物とも呼ばれており(厳密には異なる概念)、白米やパンなどの主成分です。英語で炭水化物はCarbohydrateであり、炭素(Carbon)と水の化合物(Hydrate)と直訳されています。糖質の中には窒素を含む物質もあり、糖質と炭水化物は完全に一致する概念ではありません。

たんぱく質は卵や肉に多く含まれており、プロテイン(英語:protein)の語源であるproteus(一番に大切なものというラテン語)が示す通り、最も重要な栄養素です。

脂質はエネルギー源になるだけでなく、身体のクッションになる(例としてはゾウの足の裏は脂質で衝撃を和らげているなど)ほか、病原体から身体を守る炎症反応に必要など重要な栄養素です。

答え ×

糖質・脂質・たんぱく質の3つを三大栄養素という。

三大栄養素に関しては、以下のサイトもご参照ください。

糖質は1日に摂取するエネルギーの約6割を占めるが、脂質やたんぱく質と比べて即効性がない?

糖質は1日に摂取するエネルギー(一般的にはカロリーと呼ばれますが、カロリーは単位であり、正確にはエネルギーが正しいです)の約6割を占めるエネルギー源であり、摂取してから最も早くエネルギーに変わる即効性のある栄養素です。

【糖質について】

糖質は消化吸収されやすく、体内で速やかに代謝されて細胞のエネルギーとして利用されます。

特に神経細胞と赤血球はグルコースを主要なエネルギー源としています。摂取する糖質の大部分は多糖類で、これに少量の二糖類と単糖類も摂取しています。多糖類はデンプンやグリコーゲンがあり、二糖類にはショ糖、乳糖およびマルトースなどがあります。

これらは消化酵素の働きにより、最終的に単糖類に変えられ小腸から吸収されます。

答え ×

糖質は1日に摂取するエネルギーの約6割を占めるエネルギー源であり、摂取してから最も早くエネルギーに変わる即効性のある栄養素である。

すぐに利用されない糖質は、膵臓でグリコーゲンや脂肪として蓄えられる?

【吸収されたグルコースのゆくえ】

①消化されると「単糖類」となり、小腸粘膜から吸収されます。

②「単糖類」は肝臓へ入って、グルコースは一定範囲の血糖値をキープし、全身組織へ運ばれます。そして全細胞にエネルギー源として供給されます。

③過剰となったグルコースは肝臓や筋肉でグリコーゲンとして、さらに残ったものは肝臓や脂肪組織でトリグリセリドに変換され、脂肪組織へと蓄えられます。また、必要に合わせて分解され、別にエネルギー源としても利用されます。

答え ×

すぐに利用されない糖質は、肝臓でグリコーゲンや脂肪として蓄えられる

糖質に関しては、以下のサイトもご参照ください。