食中毒と予防

サルモネラ属菌は、人の化膿創などに存在し、化膿菌ともよばれ、エンテロトキシンという毒素を生み出す?

【サルモネラ属菌(細菌性食中毒、感染型)】

  1. 熱に弱い(60℃、30分で死滅)
  2. 汚染率は殻つき卵より卵液の方が高い(割り卵の際、液卵中に殻表面の菌が混入するため)
  3. 8℃以下の低温では増殖できない
  4. 症状:下痢、腹痛、発熱
  5. 通性嫌気性菌
  6. 原因食品:食肉、卵及びその加工品、二次汚染された食品

【黄色ブドウ球菌(細菌性食中毒、毒素型)】

  1. 毒素:エンテロトキシン(耐熱性)
  2. 潜伏期間が短く、平均3時間
  3. 症状:激しい嘔吐、発熱はない
  4. 原因食品、その他:手指などの体表面、鼻、毛髪などに通常みられる。直接人の手が触れた弁当やおにぎりなど

答え ×

黄色ブドウ球菌は、人の化膿創などに存在し、化膿菌ともよばれ、エンテロトキシンという毒素を生み出す。

一般に「除菌」とは、有害な病原微生物を死滅させることを指しており、殺菌や滅菌と同じ意味合いで使われている。

【消毒】

 狭義では、病原微生物を死滅させること(殺菌など)あるいは病原微生物の能力を減退させ、病原性をなくすことであり、無菌にすることではない。類似してる概念として、滅菌や殺菌があるが、意味は異なる。

【除菌】  

 洗剤、石けん公正取引協議会の規約によると「物理的、科学的または生物学的作用により対象物から増殖可能な細菌の数(生菌数)を有効数減少させることをいう。ただし、当該細菌にはカビ・酵母などの真菌類は含まない」とある。

答え ×

一般に「消毒」とは、有害な病原微生物を死滅させることを指しており、殺菌や滅菌と同じ意味合いで使われている。

参考URL:

消毒 - Wikipedia
| 毎日新聞

ノロウィルスは真水に弱いので、魚介類などを真水で洗うことは予防策になる?

【腸炎ビブリオ】

 ■主な特徴

  1. 好塩性(至適食塩濃度3%)
  2. 通性嫌気性菌
  3. 淡水、酸、熱に弱い
  4. 海水温度15℃以上で増殖する

 ■原因食品、その他

  1. 魚介類(主に海水魚)
  2. 夏季に多い

【ノロウィルス】

 ■主な特徴

  1. 熱に弱く、加熱(85℃以上で1分間)により防げる
  2. 冷凍では死滅しない
  3. 酸に強い
  4. 症状:下痢、嘔吐、腹痛発熱を伴う胃腸炎

 ■原因食品、感染源、その他

  1. 生カキ、生シジミ、ハマグリ、ヒトの排泄物、水、非加熱食品など
  2. 食品中では増殖しない

答え ×

腸炎ビブリオは真水に弱いので、魚介類などを真水で洗うことが予防策になる。

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