食中毒と予防

病原微生物が増殖する条件は、湿度、温度、酸素の3つ?

【食中毒菌の発育に必要な3条件】

①温度

 細菌の増殖には温度が最も大きな要素となる。すべての細菌はそれぞれ増殖に適した温度(至的温度)と増殖温度範囲がある。一般的に20℃~40℃が適温帯で、35℃前後でよく増殖する。

水分

 細菌は水に溶けている栄養分を分解して摂取するため、水分のない食品では増殖することができない。水分活性を0.5以下に抑えることができれば、どんな微生物の増殖も防ぐことができる。

③栄養素

食品や残菜、有機物汚れは細菌の栄養素になる。また、調理器具についた食品や汚れも細菌の栄養となる。高たんぱく質食品は細菌にとって、最良の栄養源となる。

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答え ×

病原微生物が増殖する条件は、湿度、温度、栄養素の3つである。

かつて日本の食中毒の原因菌の第1位は腸炎ビブリオであったが、最近はサルモネラが圧倒的に多くなっている?

【2018(平成30)年食中毒発生状況】

答え ×

かつて日本の食中毒の原因菌の第1位は腸炎ビブリオであったが、最近はカンピロバクターが圧倒的に多くなっている。

食中毒の発生件数は毎年約3万人前後で推移しているが、このうち発生件数が最も多いのは、フグ毒やその他の自然毒による食中毒?

※上記の問題の解説参照

答え ×

食中毒の発生件数は毎年約3万人前後で推移しており、このうち発生件数が最多いのは、細菌性食中毒である。