基礎代謝・安静時代謝・運動時代謝・DIT

座った姿勢で休息している状態で消費されるエネルギー量を基礎代謝量という?

【基礎代謝量】

 生命維持のために必要な最小のエネルギー消費量。基礎代謝量は、早朝空腹時に仰臥安静・覚醒状態において、快適な室温で測定される。日本人の食事摂取基準(2015年版)では、年齢階級別・性別に、体重あたりの基礎代謝基準値(kcal/㎏/日)が定められている。

【安静時代謝量】

 椅子に座って静かに休息している状態で消費されるエネルギー量。簡易的には以下の計算式で求められている。

 *安静時代謝量=基礎代謝量×1.2

答え ×

座った姿勢で休息している状態において消費されるエネルギー量を安静時代謝量という。

基礎代謝量は一般に男性の方が高く、夏の方が冬よりも高くなる?

【基礎代謝に影響する主な因子】

  1. 体表面積…基礎代謝量は主として体表面積に比例する
  2. 除脂肪体重…基礎代謝量は、除脂肪体重に比例する(※安静時の組織ごとの代謝量臓器>骨格筋>脂肪組織)
  3. 性別…基礎代謝量は女性よりも 男性が高くなる(※一般的に男性は女性より筋肉量が多く、脂肪率が低い為)
  4. 年齢…体重あたりの基礎代謝量は1~2歳で最高となり、以後減少する
  5. 環境温度…基礎代謝量は、寒い環境下では高く暖かい環境下では低くなる
  6. 体温…体温が1℃上昇すると、基礎代謝は13%上昇する
  7. ホルモン…甲状腺ホルモン、副腎髄質ホルモン(アドレナリン、ノルアドレナリン)、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)などは基礎代謝を亢進させる

答え ×

基礎代謝量は一般に男性の方が高く、冬の方が夏よりも高くなる

基礎代謝量は、体重が同じならば筋肉量の多いほうが低い?

【同じ体重の場合の基礎代謝量】

筋肉量の多い方が基礎代謝は高くなる

体脂肪量が多いと基礎代謝は低くなる

答え ×

基礎代謝量は、体重が同じならば筋肉量の多いほうが高い