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体内で栄養素が摂取され、消化吸収し活用された後、不要なものが排出されるまでの一連の過程を代謝という?
【代謝とは…?】
代謝とは、生体内で行われる化学反応の総称である。生体は、酸素や栄養素を外から取り込み、消化・吸収して活動に必要な物質やエネルギーを生み出す一方で、体内の活動で不要になった老廃物を外に排出している。
このように、体内の化学反応によって物質が変化することを、代謝という。
代謝は、腸管から吸収された栄養素から体内で必要な物質を生成する同化作用と、一度生成した物質を分解してエネルギーを生み出す異化作用の2つに分類される。
答え ○
燃焼によって生じる1gあたりのエネルギー量は、たんぱく質よりも糖質のほうが大きい?
【エネルギー代謝とは?】
生体は、エネルギー源である3大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質)を代謝し、エネルギーとなるATPを作り出すことで、生命を維持している。各栄養素がどれだけのエネルギーに変換されるか、以下のような測定で求められている。
*物理的燃焼値…空気中で糖質・脂質・たんぱく質を燃焼させた時に発生する熱量のこと。ポンプ熱量計で計測される。
*生理的燃焼値…生体内で利用される栄養素のエネルギー量のこと。物理的燃焼値に消化吸収率を掛けて求められる。たんぱく質においては尿中損失エネルギー量(完全燃焼されず尿素として排出される)も考慮された値となる。
【3大栄養素の燃焼値】
1gあたりの各栄養素の燃焼値は、一般的に以下の値が利用されている。これは、提案したウィルバー・オリン・アトウォーターの名前に因んでアトウォーター 係数と呼ばれている。
糖質…4kcal/g、脂質…9 kcal/g、たんぱく質…4kcal/g
※三大栄養素に関する詳細ページもあります
答え ×
燃焼によって生じる1gあたりのエネルギー量は、たんぱく質よりも脂質の方が大きい。
1J(ジュール)は4.2cal(カロリー)?
【cal(カロリー)とJ(ジュール)】
それぞれ熱量の単位。
1cal≒4.2J
1J≒0.24cal
- 1J…1ニュートンの力で物体を1メートル動かす時の仕事量
- 1cal…1グラムの水の温度を1℃上昇させるのに必要なエネルギー
参考URL:https://mathwords.net/juru
答え ×
1cal(カロリー)は4.2J(ジュール)である。