研究論文を依頼される際の留意事項

 研究者の執筆する学術的な論文は、これまで関心を持たれるのは稀でした。そのため、費用をご負担頂くことは2015年頃まであり得ないことでした。産学連携での研究であっても、2000年前に実施した研究を2010年頃にやっと論文化したということもあります。

 機能性表示食品の制度が始まって以来、研究論文執筆を業務として受託することが多くなりました。機能性表示食品でなくても、景品表示法の対策と広報も兼ねて論文執筆を依頼されることも増えてきました。また、安全性試験を実施して、それを公表するために論文化を依頼される場合も何度かありました。加えて、主にアジア圏に進出する企業も多くなり、英語論文を依頼されることも増えました。企業のサイエンスに対する理解が飛躍的に向上しているように感じています。

 多くの場合、論文の内容や進め方を全面的にお任せ頂くことが多いのですが、 概ね完成した後に内容などの要望がある場合など、困ることがしばしばありました。研究論文をご依頼頂く際に、研究者には自明のことであっても、一般的には知られていないことをご紹介させて頂きたいと思います。