食事バランスガイドの利点
学校や病院などで食事のバランスや摂取エネルギーを考える際に使用されているガイドラインは、『6つの基礎食品群』『4つの食品群(1点80kcal)』『糖尿病食事療法のための食品交換表』などが挙げられます。それらのガイドラインは、普段食べている料理からはイメージが難しいなどの問題がありました。
一方、食事バランスガイドは、イラストで表しているので『何を』、『どれだけ』食べればいいのかをイメージしやすく外食のときでも使えるため、1日のバランスを整えやすくなります。
食事バランスガイドの階層構成
一層目:主食(ごはん、パン、麺類)…炭水化物を含む料理群
二層目:副菜(野菜、キノコ、イモ類、海藻料理)…ビタミン、ミネラル、食物繊維を含む料理群
三層目:主菜(肉、魚、卵、大豆料理)…たんぱく質を含む料理群
四層目:牛乳・乳製品…カルシウムを含む料理群/果物 …ビタミンや食物繊維を含む料理群
単位を「サービング(SV)」で表し、目安としては小皿一皿分、コップ一杯分を指しています。
菓子、嗜好飲料などはコマをバランスよく回すための紐として表し、「楽しく適度に」と注記しています。水やお茶といった水分も食事の中で欠かせないものである為、コマの軸として強調しています。
コマの上を走っている人間は運動を表しています。[コマが回転する]=[運動する] ことでコマのバランスが安定します。健康作りのためには栄養バランスのとれた食事と運動を取り入れることが大切です。
次のページ、また以下の動画にて、各食品群をどれだけ摂取したら良いか、具体的に説明しています。