食事摂取基準

最も分かりやすい「何をどれくらい食べればよいか」については、食事バランスガイドが最も分かりやすい情報です。もう1歩進んで、どの栄養素をどれだけ摂取すれば良いかという指針が食事摂取基準になります。

食事摂取基準とは

摂取したほうが良い栄養素の基準を示すもので、日本人の健康な人と集団を対象にしている、国民の健康の保持・促進や生活習慣病、糖尿病などの予防する時に参照されるエネルギー・栄養素の摂取量の基準とされているものです。これは、健康増進法に基づき厚生労働省が定めており、5年ごとに改訂します。

食事摂取基準の各種指標

一般的にも使われている「必要量」や「摂取量」という言葉ですが、食事摂取基準では明確な統計データに基づいてその量が定義されています。

必要量

日本人の50%において、性別・年齢ごとにその量を摂取すれば、栄養素・エネルギーが不足になることはない』と定められた量です。

栄養素・エネルギーの必要量の目安であるため、その基準を守ってもその栄養素・エネルギーが不足しないとは限りません

推奨量

日本人の97~98%において、それぞれの栄養素をどれだけ摂取すれば、不足することはない 』 とされる摂取量です。

あくまで摂取量の目安であり、仮に満たしていてもエネルギー・栄養素不足が必ず防げるわけではありません。

目安量・目標量

必要量・推奨量を計算する根拠となる測定や調査ができない場合のその性別・年齢の人が良好な健康状態を維持するために必要と思われる量の目安となる量です。

生活習慣病予防のために、目標量を摂取することが最も良いとされています 。

上限量

これ以上摂取しては、過剰症を引き起こしてしまう可能背のある目安の量です。脂溶性ビタミンやミネラルに設定されていることが多いです。

これらの指標を90秒程度の動画にしていますので、これもご参照下さい。

2020改訂版
ナトリウム(食塩相当量)を高血圧予防のため、男女とも値を低めに変更されました。また、小児期からの生活習慣病予防のため、食物繊維とカリウムについて新たに目標量を設定されました。

エネルギー摂取量とBMI

エネルギーの摂取量及び消費量のバランスの維持を示すときにBMI(body mass index)を採用しています。

BMI=体重(kg)÷(身長m)2

適正体重=(身長m)2×22

BMIを知ることで肥満度がわかります。自分のBMIを計算してみましょう。自分自身のBMIを把握することは、健康を維持するために重要なことです。

※BMIの計算式は、世界共通ですが肥満の判定基準は国によって違います。
※幼児にはカウプ指数、学童にはローレル指数を用いています。

年齢(歳)目標とするBMI
18~4918.5~24.9
50~6520.0~24.9
65~7421.5~24.9
75以上21.5~24.9

参考資料

・食事摂取基準 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2c.html 
・食事摂取基準とは まごころ弁当
https://magokoro-bento.com/blog/201902/kijun.html

・講義動画:https://youtu.be/6d9Tk0QRp18