ミネラルの種類と役割

ミネラルの全体像

最近の日本人の食生活では、鉄やカルシウムを十分摂取できていないと言われています。そこで、サプリメントを摂取するといったことも一種の手段です。ミネラルは体内に蓄積することから食事摂取基準では上限量が定められており、過剰摂取にも気を付ける必要があります。

ミネラルは全体として、主に以下のような働きがあります。

からだの構成成分になる
骨や歯、血液や筋肉はカルシウムやリン、マグネシウムによりつくられます。鉄や亜鉛などは、血液や筋肉、神経、臓器の構成成分になります。

からだの調子を整える
ナトリウムや塩素、カリウムやカルシウムなどによる体液の調節や、マグネシウム、鉄、銅、亜鉛などは代謝の働きを促進する酵素の役割に必要です。

必須ミネラルの種類

必須ミネラルとはミネラルのうち、ヒトの体内に存在し、栄養素として欠かせないことが確定しているものです。現在は十数種類ですが、今後の研究で増える可能性があると言われています。

存在する量によって、以下のように、主要無機質と微量無機質に分けられています。

主要無機質…カルシウム、リン、カリウム、
      ナトリウム、マグネシウム、
      イオウ、塩素

微量無機質…鉄、亜鉛、マンガン、ヨウ素