核酸(DNAやRNAなど)

デオキシリボ核酸 (DNA)は、細胞骨格を担っている?

細胞骨格は主にタンパク質が担っています。DNAはしばしば、生命の設計図とも呼ばれています。詳細は、以後の設問をご覧下さい。

(解答)✖ 体を作る設計図を担っている。
デオキシリボ核酸は、体を作る設計図を担っています。

デオキシリボ核酸 (DNA)を構成する塩基は、アデニン、グアニン、シトシン、チミン、ウラシルの5種類である?

デオキシリボ核酸(DNA)の構成塩基は、ATGCです。
A⇒アデニン、T⇒チミン、G⇒グアニン、C⇒シトシンです。
リボ核酸(RNA)の構成塩基は、AUCGです。DNAのTがUに代わっています。Uはウラシルを指します。

(解答)✖ アデニン、グアニン、シトシン、チミンの4種類
デオキシリボ核酸を構成する塩基は、アデニン、チミン、グアニン、シトシンの四種類です。

DNAの塩基配列はたんぱく質のアミノ酸配列に対応している?

DNA鎖には、4つの塩基がいろいろな組み合わせで並んでいます。これらを三つずつセットにしたものを、コドンといいます。この組み合わせによりアミノ酸は成り立っているのでDNA鎖を見ることで、アミノ酸配列を知る事が出来ます。更にアミノ酸がつながって、たんぱく質はできるので、結論、DNA鎖を見ることで、たんぱく質のアミノ酸配列を知る事が出来ます。

(解答)〇

DNAの塩基配列をmRNAに写し取ることを、遺伝子異常という?

mRNAに写し取ることを転写といいます。更にスプライシングといって、mRNA前駆体からイントロン部分が除かれ、エキソン部分のみが連結されて、mRNAが合成されます。ここで、のぞかれる部分に違いが生じるため多様性が生まれます。その後、mRNAは核膜孔を通って細胞質気質へ移動後、たんぱく質合成の場であるリボソームと結合します。そこで、遺伝情報の翻訳が行われます。これらの過程を経て、合成が行われます。
また、遺伝子異常とは、遺伝子の突然変異により起きるものです。これによってさまざまな障害が発病する可能性があります。

(解答)✖ 遺伝子異常→遺伝子発現

【参考資料】
スクエア 最新図説生物 二訂版 吉里 勝利  阿形 清和  倉谷 滋  筒井 和義  三村 徹郎 p71,p85