メンタル(睡眠・不安感・鬱など)を改善するサフランの効果

 サフランは香辛料や着色のために広く利用されていて、スーパーでも手軽に手に入る食材の1つです。サプリメントのサフランはサフラナールやクロシンなどの有効成分が濃縮され、心(≒脳や神経系)に様々な良い効果があります。サフランの研究成果や機能性表示食品の開発などをご紹介します。

 私共の研究により、サフランの有効成分がメンタルヘルス(鬱や不安など)に対して、様々な良い効果を持つことが検証されました。以下のリンクでは、九州大学農学研究院の清水邦義先生がサフランなどについて語られています。

サフラン製品の誕生秘話

 経営者ご自身が心の病に悩まれ、世界中から食材を探されて見つけられたと聞いています。ご自身の体感を元にサフランの効果を信頼されて開発が始まったようです。

 福岡県の補助事業である「目利き調査」を通じて、文献の調査をご依頼頂きました。「サフラナール」や「クロシン」といった成分を含み、期待通りに脳機能を改善する(≒メンタルヘルスに効果が期待できる)論文が見つかりました

サフランの機能性表示取得に向けた臨床試験

 サフランに良い効果があるという多くの研究があったのですが、「機能性表示食品」の制度は、病気の方々を対象としている研究は認められないことになっています。そのため、抗うつ薬や抗不安薬などを摂取していない健常者を対象としてヒト試験(臨床試験)を実施しました。

 私共の研究でも、予想通りにサフランの効果が実証されました。機能性表示の申請のためには研究論文する必要があるので、その結果を英語論文として投稿しました。

機能性表示の取得とその後の展望

 機能性表示を取得するためには、何度も消費者庁に書類を提出して、1年以上を要したという話も聞きます。このサフランについては、数ヶ月程度と、かなり早く機能性表示食品として受理されました。

 その後、別のコンセントの商品も受理をされました。サフランは、 「眠気を軽減」「意欲を維持」「不安感、気分の落ち込み、困惑感を軽減」 させるという、メンタルヘルスの様々な効果に関して表示を許可されるに至っています。

 サフランの作用機序(作用メカニズム)から考慮すると、上記以外にも、記憶や認知症、PMS(月経前期症候群)などにも効果があると期待されます。様々な効果のあるサフランについて、今後の研究で様々なことが明らかにされることでしょう。