食品研究の三大要素

食品を含めた天然物(化粧品やアロマなども含む)の研究は
大きく分けて3つの要素が必要です。
どのような研究があるかを説明したいと思います。

機能性表示食品に必要な研究

機能性表示食品の場合、主に3つの研究が必要です。
・臨床試験(有効性試験)
・関与成分分析
・作用機序
一般的に食べられていない抽出物や発酵食品などの場合は、
「安全性試験」が必要な場合もあります。
この3つの要素は、香り(アロマ)や化粧品でも同様です。

「臨床試験」は、実際に摂取して効くかどうかを
科学的に証明するために必要です。
「関与成分分析」は、何が有効成分であるのか、
またどれだけ入っているかを数値化する研究です。
「作用機序」は、効果が発揮されるための仕組みを探り
その理由を説明できるようにしておく研究になります。

製品開発に必要な研究

すべての研究を実施する必要はなく、
文献情報で回避することも可能です。
特に「作用機序」は研究が比較的しやすく、
既にエビデンスがあることが多いです。
作用機序に関する研究がない場合は
まずはそこから出発点にすることをお勧めします。

相談を受ける最も多いケースは、
既に多くの実感やリピートがある製品について
「臨床試験」でその効果を確認する研究です。
「関与成分分析」については、既存の研究があったとしても、
実際の製品についての分析値が不明であることが多く
そもそも含まれている物質が分からない際にも利用されます。
まずは、製品のサイエンスに関する現状を把握し、
必要な研究を埋めていくプロセスになるかと思います。

次の記事

関与成分の分析