化粧品の研究

 弊社は主に健康食品の臨床試験を受託していますが、業務の1~2割程度、化粧品に関する受託もしています。化粧品に関する本研究チームの状況をご紹介します。

化粧品研究の概要

 ヒト試験(臨床試験)の進め方としては、肌に効果があるサプリメントは、概ね同様な方法で進められています。

 化粧品は、健康食品のように機能性表示食品のような制度がないので、in vitro試験(酵素活性や細胞実験など)で検証することも多いです。

 コラゲナーゼ(コラーゲン分解酵素)活性については、Youtubeに動画をアップロードしています。

効果検証の実情

 実際に効果を検証すると、プラセボとの比較で効果を検出できないことも少なくありません。

 私共の研究が上手くいっていない訳ではなく、食品では効果のある製品を多く検出しています。

 個人的には、肌に関するケアは、化粧品に加えて、サプリメントもお勧めしたいと思います。

 もちろん、スキンケアに化粧品は必要不可欠であることには間違いありませんが、一定レベル以上の製品に大きな改善効果を求めることは難しいという印象です。

特別な効果検証の事例

 前述の通り、食品のような制度がなく、肌に対する一般的な効果検証よりも、それぞれ個性のある依頼をされることが多いように思います。

 モンドセレクションの事例は、機能性表示食品のように、申請をするための効果検証と言えるかもしれません。プラセボ比較は必要なく、前後比較でも大丈夫のようで、かなり安価に実施できます。