食品摂取によってガンのリスクを下げる効果を検証する研究方法になります。ガンのリスク評価は線虫を使った検査、N-NOSEを利用します。
概要
試験概要
サプリメントを4~12週間試用した際の影響をプラセボと比較する。
被験物
試験食品およびプラセボ
被験者
健常成人約30名(プラセボ約15名、試験食品約15名)
スケジュール例(4週間摂取の場合)
1ヶ月目:手続き(入金確認)、調査準備
2ヶ月目:UMIN登録、被験者募集、事前測定、被験物のお渡し
3ヶ月目:中間測定
4ヶ月目:事後測定
5ヶ月目:速報
6ヶ月目:報告書提出
評価方法
尿検査(線虫を使ったガンリスク検査:N-NOSE)による判定
N-NOSEの解説動画
線虫がん検査N-NOSEのサービスを提供している株式会社HIROTSUバイオサイエンスの広津社長による説明動画です。
用語解説
有病率:病気にかかっている人の割合(がんの場合は約0.8%)
感度:がん患者を、がんと診断する確率
特異度:健常者(がんでない人)を健常(がんでない)と診断する確率
陽性的中率:検査で陽性だった人のうち、本当に病気だと診断された人の割合
動画の要点
・非常に優れた(架空の)検査であっても、有病率が低い場合は陽性的中率は下がる
→がんの有病率は0.8%程度なので、優れた(架空の)検査であっても陽性的中率は約7%が限界
・PET-CTの感度(がん患者を発見できる割合)は約18%で5人中4人以上のがんを見逃してしまう
→つまり、PET-CTで陽性的中率の判断をした場合、その数値を5倍以上にすることが妥当
・線虫検査の陽性的中率をPET-CTで判断した場合約2~3%
→つまり、実際の陽性的中率は10%以上と想定
・線虫検査は、一般的に使われている検査と比較しても、さらに精度の高い検査方法

解析方法
χ二乗検定による統計解析
※ 統計解析の詳細は『科学的に効果があるとは?』をご参照下さい
※ χ(カイ)二乗検定の詳細はこちらをご参照ください