速報用グラフの作成

速報に使用するグラフを作成します。グラフは視覚的に結果を捉えることができるため、速報と報告書にとって不可欠です。
ここでは、すべての項目ではなく有意差が確認できた項目のみグラフ化していきます。そのために前回「速報用チャンピオンデータの決定」でグラフ化する項目を選別したため、いよいよこれらを形にしていきましょう。

①新規シートを用意して、下図を参考に、試験物群・プラセボ群、それぞれに対する事前・事後の表を作成します。〈値の貼り付け〉を使い、平均値を入力しましょう。

このとき、平均値の表示は有効数字3桁にしておきます。

また、表の右に任意でダミー(ここでは「1.2」「2.4」とした)も入力します。
※ダミーの入力では、のちに標準誤差を表示した際にエラーバーの線が重なって見にくくなることを防いでいます。

②試験物群・プラセボ群それぞれに対する事前・事後の値(4セル分)をドラッグして〈挿入〉→〈グラフ〉→〈すべてのグラフを表示〉→〈すべてのグラフ〉→〈組み合わせ〉より、〈ユーザー設定の組み合わせ〉を選択します。

このとき、〈系列1〉には〈マーカー付き折れ線〉、〈系列2〉には〈散布図〉を設定し、〈OK〉を押します。

地図のスクリーンショット

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また、タイトルを任意の項目名に変更しておきましょう。

テキスト, 地図 が含まれている画像

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③グラフエリア上で右クリックし〈データの選択〉を選択します。

系列1が選択されていることを確認して、〈凡例項目(系列)〉の〈編集〉を選択し、〈系列名〉には文字列「試験物群」、〈系列値〉には試験物群の事前・事後の値ドラッグで入力します(ここでは「3.52」と「4.37」)。その後〈OK〉を押します。

スクリーンショットの画面

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 続いて〈試験物群〉が選択されていることを確認して、〈横(項目)軸ラベル〉の〈編集を選択し、〈軸ラベルの範囲〉に文字列「事前」「事後」ドラッグで入力し、〈OK〉をクリックします。

スクリーンショットの画面

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④引き続きデータソースの選択の画面のまま、〈凡例項目(系列)〉の〈系列2〉を選択してから、〈凡例項目(系列)〉の編集を選択します。
〈系列名〉には文字列「プラセボ群」、〈系列Xの値〉にはダミーの値ドラッグで入力します(ここでは「1.2」と「2.4」)。
また、〈系列Yの値〉にはプラセボ群の事前・事後の値ドラッグで入力し(ここでは「3.02」と「4.08」)、〈OK〉をクリックします。

スクリーンショットの画面

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次のダイアログボックスでも〈OK〉をクリックすると、下図のようなグラフができます。

テキスト, 地図, 空 が含まれている画像

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⑤〈プラセボ群〉のグラフの〈・〉を右クリックして〈データ系列の書式設定〉→〈塗りつぶしと線〉→〈線〉の〈線(単色)〉を選択します。

〈試験物群〉のグラフを右クリックして〈データ要素の書式設定〉→〈塗りつぶしと線〉を選択し、試験物群の線と同じような形にします。

また、任意で色や線幅を整えてグラフを整えていきます。

テキスト, 地図 が含まれている画像

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⑥グラフエリアを選択した状態で、〈グラフのデザイン〉の〈グラフ要素を追加〉より、〈誤差範囲〉→〈標準誤差〉を選択します。

スクリーンショットの画面

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その後、〈プラセボ群〉の横軸誤差範囲を選択し、〈Delete〉キーで削除してください。

テキスト, 地図 が含まれている画像

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⑦同じく〈グラフ要素を追加〉より、〈データラベル〉→〈データ吹き出し〉を選択します。

次に〈試験物群〉のデータラベル上で右クリックし〈データラベルの書式設定〉を表示させ、〈ラベルオプション〉→〈ラベルの内容〉より〈分類名〉のチェックを外します。

スクリーンショットの画面

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同様に、〈プラセボ群〉のデータラベル上で右クリックし〈データラベルの書式設定〉を表示させ、〈ラベルオプション〉→〈ラベルの内容〉より〈X値〉のチェックを外します。

スクリーンショットの画面

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その後、データ吹き出しがグラフと標準誤差のエラーバーに重ならないように移動させてください。

テキスト, 地図 が含まれている画像

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⑧〈縦(値軸)〉で右クリックをし、〈軸の書式設定〉を選択します。
〈軸のオプション〉で〈境界値〉と〈単位〉の値を調節し、見やすくなるように変更してください。

スクリーンショットの画面

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⑨〈挿入〉より〈横書きテキストボックス〉をグラフ上に挿入し、「エラーバーは標準誤差を表す」と入力します。

横書きテキストボックスを選択した状態で、〈図形の書式〉より〈図形の塗りつぶし〉を〈塗りつぶしなし〉、〈図形の枠線〉を〈枠線なし〉に変更し、文字のサイズを調整してください。

テキスト, 地図 が含まれている画像

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