クライアント様になるべく早く試験結果を知らせることが速報の目的です。主にグラフを作成する必要があり、場合によっては表で示すことが有効になります。グラフは視覚的に結果を捉えることができるため、速最終報告書にとっても不可欠です。速報では、すべての項目ではなく主に有意差が確認できた項目(有意に改善・好転したもの)のみグラフ化していきます。
本ページでは、速報用グラフの作成手順について説明いたします。
速報用グラフ
速報用のグラフを作成するにあたり「速報用チャンピオンデータの決定」でグラフ化する項目を確認する必要がありますので、そちらを先にご覧ください。
作成するグラフの種類については基本的に折れ線グラフですが、試験や評価項目に合ったものを選択し、見やすいグラフとなるようにします。
表の作成
①新規シートを追加して、解析結果のデータよりそれぞれの平均値をコピー&ペースト
(値の貼り付け)し、試験物群・プラセボ群の事前・事後の表を作成
このとき、平均値の表示は有効数字3桁にしておく
②表の右に任意でダミー(ここでは「1.2」「2.4」とした)を入力
※ダミーの入力では、のちに標準誤差を表示した際にエラーバーの線が重なって
見にくくなることを防いでいます。
グラフの作成手順1
③試験物群・プラセボ群の事前事後4セルを選択
④「挿入」を選択
⑤「グラフ(おすすめグラフ)」を選択
⑥「すべてのグラフ」を選択
⑦「組み合わせ」を選択
⑧「ユーザー設定の組み合わせ」を選択
⑨〈系列1〉に〈マーカー付き折れ線〉を設定
⑩〈系列2〉に〈散布図〉を設定
⑪〈OK〉を押す