信頼区間と棄却判定

推計統計学:様々な現象を統計解析で推測

統計解析を駆使することで、例えば、一定の集団の中に同じ誕生日の人が存在する割合、選挙のアンケートはなぜいつも2000人ほどなのか、電磁波のせいで女の子が多いといった説は本当なのか?、といった日常生活における現象を解析することができます。

統計解析は様々な分野で活躍しています。例えば、各希釈倍率でのコロニー数の原水中の生菌数推定値などがあり、1枚あたりに30~300個程度のコロニーが発生した平板シャーレについて、コロニー数にその時の希釈倍率(もしくは濃縮率)を掛けて、試料水原水1 ml中の大腸菌群の生菌数を算出することでこれらの推定値を出すことが出来るようになるのです。

このようにデータから、どのような傾向にあるのか推定し統計的なデータの算出を目的とする統計学を『推計統計学』といいます。

推計統計学を利用する中で、実用の統計の例としては、測定値の信頼性・誤差、バイオ・環境系の実験、製品の抜き取り検査、実験計画法などを上げることが出来ます。