茶葉のポリフェノール分析(フォリンチオカルト法)

フォリンチオカルト法によるポリフェノールの分析

フェノールによる青色の発色の度合いにより茶葉から抽出した溶液を測定します。この方法はフォリンチオカルト法、もしくはフォーリンチオカルト法などと呼ばれています。この方法は個々のポリフェノールを完全に分析する方法ではなく、総ポリフェノールの還元力の合計を示すものになります。その他に還元力が強い物質(ビタミンCなど)が多く含まれる場合など正確に測定することができず、HPLCなどの方法が必要になります。

試薬

・エタノール溶液

・ポリフェノール標準溶液

・フェノール試薬

・10%炭酸ナトリウム溶液

フェノールによるポリフェノールの発色と吸光度測定

・水4mlを試験管に採取する

・試料溶液もしくはポリフェノール標準液を0.25ml加えて撹拌する

・フェノール試薬を0.25ml加えて撹拌する

・10%炭酸ナトリウム溶液を0.5ml加えて撹拌する

・10分間以上放置する

・分光光度計で760nmの吸光度を測定する