視覚:光や色を感じる仕組み

視物質(ロドプシン=オプシン+レチナール)

光を感じる視物質のロドプシンは、オプシンと呼ばれるタンパク質とレチナールから構成されています。レチナールはビタミンAとしても知られるレチノールのアルデヒド型です。つまり、ビタミンAが欠乏すると特に夜間の視力が低下するのは、ビタミンAが視物質の一部であるからです。

上記の画像は、ロドプシンの模式図です。赤い部分がレチナールで、それ以外の部分がオプシンタンパク質です。オプシンは、7回膜貫通型であることやGタンパク質共役型であることなど、嗅覚受容体や味覚受容体と共通点があります。

光を感じる仕組みとして、レチナールが光を受けると形が変化し (シス型からトランス型) 、そのことによりオプシンも形が変化します。匂い物質や味物質が受容体に結合した際と同様にGタンパク質が活性化され、視細胞が反応します。

参考資料

・【高校生物】 動物生理7 受容器:視覚器(2)https://www.youtube.com/watch?v=B7W2P_HndRA
・解剖生理学 38話「感覚器・視覚」byWEB玉塾https://www.youtube.com/watch?v=Go9jXxKH1yU
・目の構造と働き 参天製薬 https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/eyecare/structure/
・春月の『ちょこっと健康術』 https://ameblo.jp/harutsuki-ryu/entry-10492124965.html
・全薬工業株式会社  若くても老眼に!?いま気をつけたいスマホ老眼  https://www.zenyaku.co.jp/k-1ban/detail/sumahorougan.html

・講義動画:https://youtu.be/l0QEFhJki8w