嗅覚:匂いを感じる仕組み

匂いを嗅ぎ分ける仕組み

ヒトのゲノムには約数百種類の匂い物質の受容体遺伝子が存在します。一個の嗅細胞につき基本的には一種類の受容体のみ発現していて、同じ化学物質が複数の受容体に結合することができます。

受容体における興奮の程度は異なり、これらの嗅覚情報が嗅球で統合されることで大脳に伝わり、何千種類もの匂いに識別しています。匂いのセンサー(受容体遺伝子)についての知識を深めるため、以下の動画もご参照下さい。

参考資料

・スクエア 最新図説生物 二訂版 吉里勝利 阿形清和 倉谷滋 筒井和義 三村徹郎 p204~207
・嗅覚の匂い受容メカニズム 東京大学大学院農学生命科学研究科/ERATO 東原化学感覚シグナルプロジェクト  東原 和成https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka/118/8/118_1072/_pdf/-char/ja
・匂いの遺伝学 新村芳人 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/niimura.pdf
・Wikipedia(Gタンパク質)
https://ja.wikipedia.org/wiki/G%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

・講義動画:https://youtu.be/BNFsF0Ecb9Q