皮膚感覚(触覚、温感、冷感など)

皮膚感覚と聴覚の類似点

聴覚には、複雑な形状によって集音や音源定位(どこから音が聞こえるか)の役割を担っている外耳に始まり、カタツムリの形をしている蝸牛など、複雑で精巧な形状をしています。音は最終的に、蝸牛に存在する有毛細胞(hair cell)に存在する機械受容チャネルタンパク質によって知覚されています。

前述のTRPA1も有毛細胞に存在していることから、音の知覚に重要な役割を担っていると考えられました。しかしながら、TRPA1を作ることができない実験動物(遺伝子改変マウス)でも音を聞くことができることから、TRPA1単独で音を感知するということは否定されています。現在は、複数のチャネルタンパク質の複合体によって音を検出していると考えられています。

参考資料

温度を感知するチャネルタンパク質

http://tenaca-nips-2016.kenkyuukai.jp/images/sys%5Cinformation%5C20161004145432-C9A0307CDC5BFFBE368042C37301506118242A368CDD5986EDA4A983ED7B8D92.pdf

耳の詳細な構造

新潟大学医学部分子生理学分野
ここにサイト説明を入れます

聴覚のメカニズムに関する論文

http://www.f.kpu-m.ac.jp/kjkpum/pdf/129/129-10/129.10.687.pdf