神経の興奮と跳躍伝導

興奮の伝導と跳躍伝導

軸索の途中に人工的に刺激を与えると、その部分の膜電位が逆転し電位を生じます。この際に、興奮部と隣接する静止部との間に流れる微弱な電流を活動電位といいます。

活動電流は隣接する静止部に活動電位を起こし興奮を伝えます。このよう興奮が神経の膜を伝わっていくことを伝導といいます。

【跳躍伝導】
有髄神経では、髄鞘が電気を通さない絶縁体である為、活動電流は髄鞘に覆われていないランビエ絞輪のみ伝わります。このように飛ぶように移動する興奮の移動を跳躍伝導といいます。 そのため、有髄神経は無髄神経よりも伝導速度は大きくなります。また、伝導速度は軸索の直径の大きいものほど大きくなります。ですが、伝導速度は温度の影響もかなり受けるため、一概に速度を断定することはできません。

一般的な跳躍伝導の説明をしましたが、以下の動画での説明を見て頂くと、より理解が深まると思います。

参考資料

・スクエア 最新図説生物 二訂版 吉里勝利 阿形清和 倉谷滋 筒井和義 三村徹郎 p204~207
・ビタミネ 情報伝達とミネラル https://vitamine.jp/bitat/colam24.html
・ベネッセ 教育情報サイト 定期テスト対策高校理科
https://benesse.jp/teikitest/kou/science/biology/k00643.html
・ベネッセ 教育情報サイト 定期テスト対策高校理科
https://benesse.jp/teikitest/kou/science/biology/k00643.html
・バイオック ニューロンの構造 http://manabubiology.com/archives/40113558.html

・講義動画:https://youtu.be/n8DBR1qctAI