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マルトースはグルコース2分子がβ-1,4-グリコシド結合したものである?
マルトースとは、でんぷんにβ-アミラーゼが作用することで生じ、一般的には、水あめやこうじに存在する二糖類です。麦芽など発芽中の種子にも含まれています。構造はグルコース2分子がα-1,4-グリコシド結合したものです。
グリコシド結合と次の問題の還元糖について、以下の動画も参考にして下さい。
(解答) ✖
マルトースはグルコース2分子がα-1,4-グリコシド結合したものです。
スクロースとトレハロースは還元糖である?
二糖類は還元糖と非還元糖に分けられます。還元性二糖類は、前述しているマルトースをはじめとしイソマルトース、ラクトース、セロビオース、ゲンチオビオース、パラチノースなどがあります。一方で、非還元性二糖類は、スクロース(ショ糖)とトレハロースの2種類です。
スクロースは調味料などで用いられる糖です。D-グルコースとD-フルクトースが結合しているため、還元性がありません。トレハロースとは、天然では酵母やキノコに含まれている二糖類です。構造としては、グルコース2分子がα-1,1グリコシド結合したものです。工業生産可能で安定した糖なのでデンプンの老化防止などに利用されています。
(解答) ✖
スクロースとトレハロースは非還元糖です。
ラフィノースは、だいずに多く含まれるオリゴ糖で消化されやすい?
ラフィノースとは天然で単糖が三個以上結合した珍しいオリゴ糖です。三糖類でラフィノース、四糖類でスタキオースを抑えていると十分かと思います。いずれの大豆に含まれていて、難消化性かつ非還元糖であるといった特徴を持っています。
(解答) ✖ されにくい
ラフィノースは、だいずに多く含まれるオリゴ糖で消化されにくいです。
シクロデキストリンは環状構造をしており、内部に水溶性分子を抱接する?
シクロデキストリンとは、グルコースがα-1,4結合で環状に結合したオリゴ糖です。デンプンに微生物の特殊な酵素を作用させると合成できます。シクロデキストリンの分子は円筒のような構造をとっていて、内側が疎水性、外側が親水性となっています。さらに、その内側の空洞に他の分子を取り込む包接といったことが可能であるといった特徴があります。
(解答) ✖ 疎水性
【参考資料】
日本食品化工株式会社 シクロデキストリンって何?? https://www.nisshoku.co.jp/product/about_cyclodextrin.html