単糖類・二糖類・オリゴ糖

天然のアラビノースは、L型よりD型の方が多い?

アラビノースとは、キシロースとともに、みそやしょうゆなどの大豆を主成分とした製造中にこうじの作用で大豆多糖が分解して遊離することで得られるペントース(五炭糖)となっています。一般的な糖類はL体よりD体のほうが豊富なのですが、アラビノースはL型のほうが多いといったのが一番の特徴です。更に、アラビノースはスクロースの分解酵素を阻害する働きを持っています。

(解答) ✖ 
天然のアラビノースは、D型よりL型の方が多いです。

マンニトールはたけのこに遊離の状態で含まれている?

たけのこに遊離の状態で存在しているのはキシロースです。和名で木糖とも呼ばれており、ヘミロース、植物ゴム、粘質多糖の構成糖でもあります。トウモロコシの芯や白樺からキシランという多糖類を抽出し、加水分解をすることで、単糖のキシロースにしたあと、触媒を使って水素を添加して、キシリトールといった糖アルコールが作られます。

マンニトールは、乾燥したこんぶ表面の白い粉は糖アルコールです。有名な糖アルコールの1つにソルビトールがあり、自然界では干し柿などに含まれており、干し柿の表面に析出する白い粉状物がソルビトールです。

(解答) ✖ キシロース
キシロースはたけのこに遊離の状態で含まれています。

α-D-グルコピラノースを水に溶かした溶液の比旋光度は、時間と共に変化する?

ピラノースとは、六員環であることを指します。一方で五員環はフラノースといいます。α体、β体に関しては、β体のほうがα体より安定しています。
この問題は国家試験に出題されたことがある問題です。しっかりと覚えておきましょう。

(解答) 〇