ミカエリス・メンテンの式において、〔S〕で示されるのは酵素濃度である?
ミカエリス・メンテンの式とは、酵素の反応速度を求める式です。
v=Vmax × [S] / Km+[S]
[S]:基質濃度
Vmax:最大反応速度(基質濃度が無限大の時の反応速度)
Km:ミカエリス定数 (v=Vmax/2(最大反応速度の半分の速度)時の基質濃度[S])
と表すことができる。
Kmの値をもとに酵素と基質の親和性を知ることができます。
Kmが小さいと、酵素と基質の親和性は高くなります。
(答え) ✖ 基質濃度
ミカエリス・メンテンの式において、〔S〕で示されるのは基質濃度です。
ミカエリス定数は、基質親和性の指標となる?
上記のの解答解説をご参照ください。また以下の動画では、ミカエリス定数と基質親和性について詳細に解説しています。
(答え) 〇
2種のサブユニットからなる四量体のアイソザイムは4種存在する?
アイソザイムとは、働きは同じ(同じ化学反応を促進する)だが、構成成分に違いのある酵素のことを指します。これは、タンパク質の一次構造のみに差のあることをも表します。
例えば、乳酸脱水素酵素の時、LDH1、LDH2、LDH3、LDH4、LDH5の五つが存在しています。
(答え) ✖ 5種類
2種のサブユニットからなる四量体のアイソザイムは5種類存在します。
【参考資料】
・代謝 酵素と活性エネルギー 愛媛大学農学部http://web.agr.ehime-u.ac.jp/~seisan/chikusou/slides/Biology04_Energy%20metabolism.pdf
・アポ酵素とホロ酵素 Bio-Science https://lifescience-study.com/2-coenzyme/
・酵素と基質の結合方法 酵素の活性部位とは https://ja.strephonsays.com/what-is-the-active-site-of-an-enzyme
・酵素番号 一覧、解説 UltraBem https://ultrabem.com/other_topics/biochem_basic/enzyme_ec_numbers
・ミカエリス・メンテン式と反応速度論量の決定 (Km値とVmax)Bio-science https://lifescience-study.com/2-michaelis-menten-equation-and-determination-of-reaction-rate/
・酵素反応速度論 気になる生化学 https://idenwatch.com/seikagaku8-3/